忍者ブログ
レスはがんばりますが全レスではありませんのでご勘弁。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

良譜面の追求とswfの独自性についていろいろ。

                  文責:それは秘密


あ、最初に言っておきます。
垂れ流し文かつ主観が多分に含まれまくっているので、
そういうの嫌いな人は「戻る」をクリックしてください。

あと、こういうところで小難しいこと考えたくない人も「戻る」を。

さらに、批評に際し、具体例を見るために個人名も出してます。
と聞いて「自分の名前が出されてひどく言われてたやだなぁ」、
と少しでも思った人も戻ってください。
そういう「まったり作りたい派」には
あんまりこういうのを押し付けたくないですし、
逆にそういう人は読んでも「ふーん」で終わるでしょうし、
そもそもそういうまったり派の人の名前は極力出さないようにしてますし。
互いにデメリットしかないと思います。



いいですか?警告はしましたからね。








では。

良譜面の追求とswfの独自性についていろいろ、ということで。

まず、以下の3種類の作品、みなさんはどれが好きですか?
(swfの独創性は視覚的なものを指すとします)

A.譜面はそこそこいいが、swfは配布そのままか言われなきゃわからない程度の改造
B.譜面は悪くはないという程度、swfも独創的な改造が多少されているかな程度
C.swfは独創的かつかなり洗練されているが、譜面はいまひとつ程度


おそらく、Aだと言う人が多いというか、ほとんどだと思います。
少なくとも口先では。
ですが、夏祭りの集計をしていて気づいたこと。
実際の作品をやると、意外にも票を集めたのは圧倒的にBのタイプでした。
Aでは、トップクラスのレベルまで達してれば話は別ですけど、
(ex.茶茶さんとか妖閃さんとか。)
(ラーメンさんも内部は原型が全くないほどですが、視覚的にはあまりかわりませんね)
そこそこいい程度では票がほとんど入っていなかったようです。

不思議に思って自分なりに考えてみると、どうやらこういうことらしいです。

Aの場合、swfが配布ソースそのままなため、
見た瞬間に何か惹きつけられるものがない。
(ファーストインプレッションが何もない)
なので、作品の世界に引き込まれることが全くないため、
譜面もどこかなぁなぁでプレイをされてしまい、
(あるいは、BTLのような形式でなければ、スルーされる可能性すらある)
譜面自身で作品に一気に引き込めない限り、
いい譜面でもあまり評価されないということになるのではないかと。

Bの場合、わずかの改造であっても最初に興味を惹く部分があることで、
何らかの"期待"を多少なりとももってプレイするため、
いい部分が評価されやすく、実際よりもいい作品に見られやすい。

Cの場合、swfで「おおっ!」と思うため、作品にものすごく期待をする。
しかし、譜面がいまひとつなため、それが注目を浴びることが、
逆にその注目分だけ上乗せされて譜面の評価を下げてしまう結果になる。
下手すると、ただいまいちな譜面だけがあるよりも
総合評価が下がる場合もあるのかもしれません。
DOXF02のJokerさんや、BTLのレクさんなんかがまさにこの例じゃないかと。



ということを考えると、"今の時代の"結論としてはこうなるわけですね。

 良譜面を目指すことは大事だが、
 そもそも譜面自体で作品に引き込めるほどの良譜面を作れる人と
 名無し祭り等で名を上げた人以外は、
 プレイヤーをちょっとでも作品の世界に引き込むため、
 SWFにちょっとだけ改造(主に視覚的に)をする必要がある。

ま、上の考察が正しければ、ですけどね。



例えばまぁ、かなり強い譜面派の人を私が知っている範囲で何人か挙げると、
クロスさんとか、asiatさんとか、PM@101会長さんとか、
そのあたりが私はとりあえず出てきます。

じゃあ、この人達の作品を見るとどうか。
asiatさんの場合は、祭り作品を見ても普段の作品をみても、
明らかに「swfも独創的な改造が多少されているかな程度」以上に
視覚的な独創性を持っています。
クロスさんも少なくとも祭り作品はそんな感じでした。
だから、すでに作品に引き込む手段は持っているので、
引き込んだ後の譜面がどうかというのを見てもらえるわけですから、
こういう人達は自身が言ってるように最高の譜面のことだけ考えて作ればいいわけです。

では、PMさんの場合は。
PMさんは、tanishiさんかtickleさんの配布ソースほぼそのままです。
背景画像とかは入れてる人はいくらでもいるので、
よほどの絵でない限り独創性は薄いですし、
space対応のAAを変えてたのも私もしばらく気づかなかったくらいのものです。
じゃあ、そんな作品の譜面が評価されているかどうか。
得点報告スレに、内輪以外の報告がどれだけあるでしょうかね。
合作で話題を呼んだもの以外で。
当たり外れの差こそあれ、譜面の質は平均的には少なくとも悪くないはずなのに、
そういう報告はほとんどないかと思います。
というか、私自身が実際に見てみてびっくりしたくらい。

一方、BTLでのratiltさんとの合作、
たしかHard譜面はPMさんがほとんど一人で作ってるらしいですが、
あの譜面はかなりの評価を受けています。
あの夜明け演出があるのに、
その演出のことよりも譜面のことが先にでてきてる感想の多いこと。
さすがにいくつかは内輪ですが、内輪ではない人の評価もかなり得てます。

まぁ、超譜面派のPMさんのことですから、
普段の作品で手抜きや妥協をしてることもないでしょう。
さて、ではこの評価のされ方の違いはどこから来るのか。

私はやっぱり、swfの視覚的なものではないかと思います。
ratiltさんのオリジナルのswfに加え、
最初の「あれ?暗い!」といういい意味での違和感と夜明けの演出の2つで
プレイヤーを作品の世界に引き込めたあの合作と、
デフォルトソースそのままでプレイヤーを引き込むことなく
作品の外の世界からプレイされる普段の作品の違い。

そういうことじゃないかと思います。
まぁ、それ「だけ」ではないでしょうけれども。





もう1つ、こんなエピソードも。

名無し祭りの結果発表があったとき、
本スレにこんな書き込みがありました。


263 名前:Now_loading...774KB[sage] 投稿日:2007/04/08(日) 12:49:09 ID:LQlb63Lg
今回も一位は新人だったわけか
ダンおに界の発展という意味じゃ成功かもわからんね


一位は茶茶さんだったわけで、
茶茶さんは2006年の夏祭りでデビューしてから当時でも8ヶ月も経ってたわけで、
しかもその間もコンスタントに作品を作ってたわけで、DOXF02にも出てたわけで、
どこをどう見ても新人ではないわけですよ。
むしろサイトではずっとああいう感じの良譜面並べてたわけで、
絵に描いたような中堅どころと言ってよかったはず。

とすると、新人扱いされた理由はおそらくこういう理由なんでしょうね。

「その人は今まで茶茶さんの作品に、祭りの時ですら見向きもしなかった」


このレスに誰もツッコミを入れなかったところを見るに、
本スレでは同じような人が少なくなかったということでしょうか。
悲しいですよね。
どんなに一生懸命作っても、どんなにそれが良譜面であっても、
SWFが配布のものそのままってだけでスルーされるとかね。
実際そういう風に本スレで書いてた人も複数いましたしね。




結局、残念ながら今はそういう時代なんですよね。
製作者が多くなったせいで、譜面の質がどうあれ、
見てくれか話題で作品に引き込まないと、
そもそもまともに遊んですらもらえない時代。

いかに良譜面を目指そうとも、それが実際にできようとも、
遊んでもらえなきゃ意味がありません。
そういう意味で、「譜面を見てもらうために多少のswf改造をすること」は
「そこそこの譜面を良譜面にすること」より大事ではないかと思います。
もとい、残念ながら大事にせざるをえない時代なんだと思います。
(茶茶さんみたいに、譜面で話題を呼んだことがある人は除く)
もちろん、「ダメな譜面を、そこそこの譜面にする」のは
プレイヤーの意見がなかったとしても自分で先にできていてほしいですが。


もう1回まとめると、私の思う優先順位は
「そこそこ程度の譜面を作る譜面製作能力」
「多少視覚的な意味でSWFを改造する能力」
「良譜面を作る能力」と「洗練されたSWFを作る能力」(同等かやや前者優勢)
の順かな、と。
で、実際夏祭りの作品を見てると、
「そこそこの譜面」は多くの人ができてるわけで、
今関心がSWFに向いてるのはむしろ正しい流れなんじゃないかな、と。
今そこそこの譜面ができてるなら、
まずは自分の作品がちゃんと遊んでもらえるようになってから、
プレイヤーに意見をもらいながら成長していけばいいのではないかと。

そんな風に思います。
作品はいい悪い以前に遊ばれてなんぼだ。







あと、昔はもっと良譜面が多かったという古参が多いですが、
それはたぶん2つの理由から来る勘違いかと思います。

1つめは、昔は作品数が少なかったので、
「新作だ!」ってだけでその作品に期待をもたせることができたのに対し、
今は作品が多くてそういうわけにいかないので、
作品に何かしら引き込む要素をよっぽど持たせないと
古参は昔と同じ基準で見てくれないというハンデ。
逆に新参にとって、最近の良作品と比べて古い作品がいまいちに感じるのは、
古い作品はどうやって作品に引き込むかというのが
あまり必要なかったのでそれほど想定されていないというハンデがあるためかと。


2つめ。
譜面の良し悪しっていうのには確実に限界があります。
という言い方をすると誤解を生みそうですね。
上の上である譜面になると、作品の比較をする場合に、
自分の好き嫌いという要素があまりにでかくなるので、
それより上になると良し悪しがほとんど意味を成さなくなります。
そういう意味で、譜面の良し悪しには限界があります。
一定の線を越えたら質はみな同じってことですね。
>そういえば、メッセ等でNAOTO氏で好きな譜面どれ?って数人に聞いたんですが、
>全員ばらばらだった罠\(^o^)/なんだこりゃ
とクロスさんが言ってたのもこういうことでしょう。

この一定線を越える質の作品は、今も確かに作られています。
今も昔もそんなレベルを作れる人は、
指折り数えても指があまる程度でしょうけど。

いわゆる古参プレイヤーが最近の譜面が全部いまいちだと感じる2つめの理由は、
最近の「そんなレベルを作れる人」の作品の方向性が
昔の「そんなレベルを作れる人」の作品の方向性と異なるからでしょうね。
まあ、あわせても人数は1桁だろうと思うので、かぶる方が驚きますが。

昔、そんな簡単にダン☆おにが作れなかった頃にダン☆おに界に居ついた人の多くは、
おそらく誰かの作品が好きでプレイヤーとして居ついたのでしょう。
だから、その人の作品や、それに近い作品が好き。それはいいことだと思います。
ただ、「良譜面を作ること」と「その人の譜面に近い譜面を作ること」を
混同しちゃいませんか?
その昔よく遊んでた良譜面を作る人の方向とは、完全に逆向きや、
明後日の方向を向いた良譜面もダン☆おにの世界には存在することを認めないかぎり、
"良譜面"は一向に誰も作らないと思います。

それじゃ面白くないじゃん、という人は、
永久にその人の昔の作品を繰り返し遊んでてください。
少なくとも私は止めませんから。
仮に同じ方向に別の人が現れてもそういう人にとっては
「ただの二番煎じ」なんだろうし。

あるいは、自分でそんな系統の超良作品を作って、
そういう譜面が面白いんだってことを自分で広めてください。
昔akkyさんの譜面で時々めっちゃ好きなのがあったけど、
「全体的な方向は自分の好きな方向となんかちょっとだけ違うな」と思って
ラーメンさんを巻き込んで自分で自分の好きな方向の作品を作る道に進んだ私みたいに。
私の作品の影響を受けてると思われる人が時々、
意図せずでしょうが超私好みの作品作ってくれて楽しいですよ。




あ、そうだ。ついでに、クロスさんのところで書いた、
「NAOTOさんの票数が少ない予感がしてた」理由もここで言いましょうか。
現在活動中の人で、さっき言った一定線にそこそこ近い人まで含めて
その人達それぞれの方向性を考えてみると、
NAOTOさんの方向性に近い人ってほとんどいない気がするんですよね。
というか、NAOTOさんの作品チェックしてて「うわ、なつかしっ!」って思いましたし。

で、NAOTOさん全盛期時代のクロスさん達の嗜好がNAOTOさん方向を向いているように、
今のプレイヤーは今活躍してる人たちの誰かの作品の方向を向いている人が多いわけで、
結果、NAOTOさんの作風は、今のプレイヤーたちの好みとやや遠い形になり、
「一定線に近いレベルの対決」だと票はあつまらないだろうな、と予想してたわけです。

要するに、NAOTOさん全盛期より後に入ったプレイヤーは、
全員とは言いませんが、「こういう譜面の楽しさ」というか、
「こういう譜面の楽しみ方」を知らない人が多かったために
あの票数で止まってしまったのではないかと思います。

あと、AOOさんと比べると、どうしても「作品に引き込む」点が弱かったかな、と。
良くも悪くも昔と同じ感覚で作ったせいでしょうね。


まあ、さすがにトリプルスコア以上の差がつくとは思いませんでしたけど、
そこは、11thが「両方いいと思ってもどっちかに投票」な流れが
おそらくBTL全日程中で最も強い時だったせいかもしれません。



あ、そうそう。念のため最後にちゃんと書いときます。
好みがどうこう言ってきましたが、100行くらい前の
>あと、昔はもっと良譜面が多かったという人が多いですが、
から先の話は、あくまで超良譜面を作れるトップ1割の人の話なので、
私含め下9割の一般人は、好みどうこうの前に
少しでもこの線に近づけるようにがんばりましょう。


PR
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
リンク
ブログ内検索
最新コメント
[01/10 それは秘密]
[01/09 水原怜雅]
[01/09 それは秘密]
[01/09 tickle]
[01/08 それは秘密]
忍者ブログ [PR]